【NHKマイルC】オオバンブルマイ今度は笑う
公開日:2023年5月2日 14:00 更新日:2023年5月2日 14:00
前走の差し切りは収穫大
オオバンブルマイがGⅠ取りに挑む。
昨秋は新馬、京王杯2歳Sと押し切り、早々と重賞ウイナーとなった。暮れの朝日杯FSではスタートで後手を踏んで後方から。それでも最後は脚を伸ばして0秒6差⑦着なら、決して悪い内容ではなかった。
その後は放牧でリフレッシュして、今年はアーリントンCから始動した。ゲート練習を重ねた効果は十分にあり、スタートを決めて道中は中団から進めた。直線では内に入ってきた馬がいたため、外に持ち出すことに。残り300㍍あたりではかなり前と離れており、厳しいかと思われたが、エンジンがかかるとグイグイと伸びた。ゴール寸前に頭差でとらえてフィニッシュだ。
レース後もダメージはなかった。先週日曜には坂路で15~15を乗られ、直前追い切りに備えられている。
「ここ2走は思ったように行けなかったけど、それで距離ももっているのかも。前走は外に出してから、しっかりと脚を使ってくれましたね。小柄だけど、食いが旺盛なタイプ。中間も順調にきています」(吉村師)
東京は京王杯2歳Sで経験済み。この時は千四=1分20秒9と時計も速かった。前走ではマイルに加えて、道悪でも結果を出したから、収穫は大きい。
引き続きテン乗りで一発回答をした〝レジェンド〟武豊。今年は1月にシンザン記念=ライトクオンタム、2月に京都記念=ドウデュース、3月にチューリップ賞=モズメイメイ、4月に大阪杯=ジャックドール、アーリントンC=オオバンブルマイと毎月、JRA重賞を制して5勝を挙げている。7勝でトップのルメールに続いて、川田とともに2位だ。
2回目の大舞台でどのような走りを見せるか。期待が膨らむ。