【天皇賞・春】ボルドグフーシュ坂路54秒0でも満点評価

公開日:2023年4月26日 14:00 更新日:2023年4月26日 14:00

前走時よりもさらに上向く

 阪神大賞典②着後は山元トレセンへ放牧。中間は坂路で乗り込み、19日はCウッドへ。昨秋以降、1週前追い切りはCウッドでの併せ馬だったが、今回は単走。これは「他の馬がいるとイライラするし、併せ馬では力む時もあるので単走に」と宮本師で、6F82秒8―37秒5、1F11秒3。掛かるシーンはなく、直線では馬体をグッと沈めて豪快なフットワークを披露した。「川田ジョッキーは“前走時の追い切りよりもいい感じ”って言ってくれた」と上々のリハーサルだった。

 今週はもう速い時計を出す必要もない。坂路で川田が楽に流した程度で4F54秒0。それでもラスト1Fは12秒0と見た目以上に時計が出たのはストライドに伸びがあったからだ。

 馬体の張り、そして毛ヅヤも文句なし。前回時でもある程度の仕上げラインに持ってきてはいたが、さらに上向いた印象。絶好調での大一番とみていいのではないか。

○…最終追い切りを見届けた宮本師は「1週前にCウッドでしっかり負荷をかけたので、直前は坂路でサッと。見てた? すごい良かったよね。ジョッキーが何もしてないのに、あの時計だもん」と興奮気味だった。続けて、「GⅠに向けて本当に順調。思った通りにここまできています。相手は強いけど、仕上がりに不安はない。あとは運だけ。勝ってほしい」。悲願の初GⅠタイトルに向けて、力を込めた。

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