【マイラーズC】シュネルマイスター久々の美酒
公開日:2023年4月18日 14:00 更新日:2023年4月18日 14:00
「前走以上に走れると思う」(手塚師)
シュネルマイスターが久々の先頭ゴールを目指す。
3歳春には弥生賞ディープインパクト記念②着の後、マイル路線のNHKマイルCに向かってGⅠウイナーの仲間入りを果たした。続く安田記念では古馬相手に③着と上位争いを演じて、秋には毎日王冠を制した。前途洋々かと思われたが、その後は7戦してなかなか勝ち切れない。
とはいえ、3歳秋のマイルCSで4分の3馬身差、4歳春の安田記念で首差の②着だから能力の高さは間違いなし。前走の中山記念も非常に惜しいレースだった。
4枠5番から道中は中団の内を追走。脚をじっくりとためて、直線では最内を突いた。ところが、エンジンがかかってグイッと伸びたところで、外から寄られて接触してしまった。いったんブレーキをかけて、再び脚を使ったが、さすがに0秒2差④着まで。
手塚師は「まともなら勝っていたレースだったね。それでも千八をこなしてくれたのは良かった。今回、実績のあるマイルになるのはいいと思う」と話す。
レース後はノーザンファーム天栄に放牧に出されて3月31日に帰厩。先週水曜はウッド6F81秒3―36秒8、1F11秒3で駆け抜けた。
「前の併せ馬を見る形。いい動きだったね。2週前、1週前としっかりと動かしてるよ」
追った翌日に栗東入り。金曜からすぐに乗られ、日曜にはCウッドで時計をマークしている。
「1~2日、競馬場に置くと気が高ぶるところがある。今回は当日輸送で臨む。京都の馬場がどうなのか分からないけど、高速決着は大丈夫でしょう。外回りもいいし、前走以上に走れると思う」
万全の態勢を敷いての参戦。人気に応えて、安田記念に向かいたい。