【桜花賞】有力馬に騎乗する川田、武豊、ルメール この3人の組み合わせで重賞で断然少ないのは…

公開日:2023年4月6日 14:00 更新日:2023年4月6日 14:00

 今年の桜花賞で1番人気が確定しているのが2歳女王で川田のリバティアイランド。次いで注目されるのが武豊騎乗でディープインパクトの最後の世代になるライトクオンタム、未勝利→クイーンCを連勝してルメール騎乗のハーパーといったところ。

 そして、今年の重賞はここまで、この3人のジョッキーを中心に展開している。先週までに38鞍行われ、平地重賞があった開催日は23日。

    ① ② ③ 外・連対率
川 田 4 3 2 5・500
ルメール4 2 4 7・353
武 豊 4 1 1 10・313

 この3人が4勝ずつで横並び。連対率では川田が断トツだが、勝率では3人とも、ほぼ変わりがない。

 これだけ重賞で連対している3人だが、今年は不思議といずれか2人によるワン・ツーはゼロ。この桜花賞が初のケースとなるか。

 ただ、ルメールと川田の決着は近年、結構多い。

 昨年は2回、一昨年は5回も。通算では27回を数える。GⅠだけでも川田マカヒキ、ルメールのサトノダイヤモンドが写真判定となった16年ダービーが思い出されるし、ルメールがアーモンドアイで数多くのGⅠを制したが、②着は川田が多かった。18年オークス=リリーノーブル、同年秋華賞=ミッキーチャーム、同年ジャパンC=キセキ、19年天皇賞・秋=ダノンプレミアムがそう。

 直近の重賞では昨年12月阪神のチャレンジC。①着はルメール=ソーヴァリアント、②着が川田=ルビーカサブランカだった。ちなみに、チャレンジCはルメール=ソーヴァリアントが連覇を果たしており、一昨年も②着ヒートオンビートの鞍上は川田だった。

 ルメールと武豊も幾度となく、名勝負を繰り広げている。

 昨年ならやはりダービーだ。武豊ドウデュースにルメールのイクイノックスが際どく迫ったが、武豊が先着。史上最年長でのダービージョッキーとなった。

 この2人のワン・ツーは通算23回。その最初は03年のシンザン記念で、先着したのは武豊12回、ルメール11回とほぼイーブンである。

 では、武豊と川田のワン・ツーはというと、圧倒的に少なく通算13回。06年の目黒記念(①着川田ポップロック、②着武豊アイポッパー)が最初で、直近は昨年の桜花賞。①着川田スターズオンアース、②着武豊ウォーターナビレラがそう。ちなみに、その前は21年チューリップ賞で武豊メイケイエール、川田エリザベスタワーが①着同着と、2回連続で阪神のマイルである。

 この2人のワン・ツーは阪神が半数近くの6回で、他場ではあまりない。さて、今年の桜花賞も川田と武豊か、それともルメールが割って入るか。あるいは他のジョッキーが「オレもいるぞ」となるのか……。

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