【弥生賞ディープインパクト記念】前走以上に攻めてきた ワンダイレクト巻き返す
公開日:2023年3月2日 14:00 更新日:2023年3月2日 14:00
ワンダイレクトが前走惜敗の雪辱を期す。
昨暮れのデビュー戦は6番手から首差で差し切り。上がり3F34秒1はメンバー中、最速だった。続いて、今年初戦には若駒Sを選択した。
道中は好位のインを追走。直線で馬場の中ほどに持ち出すと、初戦同様にグイッと伸びた。残り100メートル過ぎでは完全に抜け出すシーン。ところが、外からマイネルラウレアの強襲に遭い、鼻差②着まで。
「前走は抜け出してから少しフワッとして。勝ち馬とは内、外と離れていたし、並んでいればまた違ったのでは。でも、センスの良さは見せてくれました」(仲田助手)
中間は短期放牧を挟んで調整。先週はCウッドの3頭併せでいっぱいに追われた。前走時の中間は坂路オンリーだから、しっかりと負荷がかけられている。そして、今週は6F82秒7―35秒5、1F11秒2で、オープン古馬相手に余力たっぷりに併入。A評価の動きを見せた。
「まだ少し緩さ、幼さは残っているものの、心身とも徐々に成長しているのを感じます。レースセンスがいいので、初めての中山も心配ないでしょう。重賞でも楽しみは持ってます」
3戦目ならレース慣れを見込んでいい。デビュー勝ちを収めたルメールとの再コンビも決定。今週の追い切りで感触をしっかりと確かめた。
持ち味の末脚をフルに発揮。仕切り直しの先頭フィニッシュに期待が膨らむ。