【フェブラリーS】レッドルゼル三度目の正直

公開日:2023年2月14日 14:00 更新日:2023年2月14日 14:00

安田隆厩舎&川田の強力タッグ

 安田隆厩舎&川田のレッドルゼルに注目だ。

 先週まで安田隆厩舎はJRA重賞で56勝。昨年はダノンスコーピオンのNHKマイルCなど7勝を挙げた。これは11年の11勝に次いで20年と並ぶ2位。今年は重賞未勝利だが、8勝はリーディング首位。来年の2月いっぱいで定年も、まだまだ第一線で活躍している。

 川田は04年に安田隆厩舎からデビューした。昨年はJRA143勝を挙げて、19年目で初めてリーディングジョッキーに輝いた。今年も先週まで重賞3勝を含む24勝でトップを走っている。全成績は〈 24 22 9 18 〉で、勝率・329、連対率・630、③着内率・753だから凄い。

 レッドルゼルはこのコンビで21年に根岸S、JBCスプリント(金沢千四)、22年に東京盃と3つのタイトルを積み重ねた。連覇を狙った昨年のJBCスプリント(盛岡千二)は④着まで。その後は放牧に出されて、今年はここから始動する。

 当初はサウジアラビアのリヤドダートスプリントからドバイのゴールデンシャヒーンのプランだったが、坂路、コース併用で調整できることを考慮して、変更となった。とはいえ、1月19日に帰厩後は順調そのもの。先々週木曜にはCウッドで長めから併せて、先週木曜にも併せ馬で6F81秒7―36秒4、1F11秒6を馬なりでマークした。

「1週前はゴール前で併せる形。疲れを残さないように調整して、余力がありました。欲を言えば、1回使ってだけど、体はできてるし、久々も問題ないタイプ。前回は千二で追走がしんどくて、コーナーで加速ができなかった。ベストは千四なので、あとはマイルに対応できるかどうかでしょう」(安田隆師)

 前2年のこのレースは④⑥着だった。馬のポテンシャルに加え、厩舎力と名手の手腕で三度目の正直となるか。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間