【東京新聞杯】時計がレースレコードなら売り上げも近年最多

公開日:2023年2月6日 14:00 更新日:2023年2月6日 14:00

 1分31秒8のレースレコードと強烈な数字が記録された東京新聞杯。もうひとつ、目立った数字が売り上げだ。

 前年比で12・3%増の88億1249万7400円。今年の重賞最高売り上げは中山金杯の77億円だったが、それをはるかに超えてきた。

 東京新聞杯自体でみても90年代には100億超えもあったが、00年以降では最多を記録したことになる。フルゲート16頭が揃ってメンバー層も厚く、ファンの財布のヒモも緩んだということか。

その一方で3歳重賞は…

 その一方、寂しかったのが西のきさらぎ賞。東京新聞杯には遠く及ばずの約37億円止まり。前年比でも11%のマイナスとなってしまった。

 こちらはわずか8頭立て。戦前からフリームファクシとオープンファイアの“2強”の図式で馬券の妙味が薄かった。

 ただし、これはきさらぎ賞に限ったことではない。年明け一発目のシンザン記念が前年比で31・8%減、フェアリーSが1・3%減でも、京成杯は22・9%減と軒並み今年の3歳重賞は売り上げを落としている。

 フェアリーSはフルゲートだったものの、シンザン記念が7頭、京成杯が9頭、そしてきさらぎ賞は8頭と寂しい頭数がそのまま売り上げに直結している。

 陣営や馬主サイドの使い分けもある。それでもメンバーが揃うことが興味を引き、結果として最大のファンサービスにもなるのだが……。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間