木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・フェブラリーS】

公開日:2022年2月19日 17:00 更新日:2022年2月19日 17:00

根岸Sに続いてガッツポーズでゴール

 競走馬はさまざまな特性を持って生まれてきます。
 
 身体面と気性面が噛み合わず、持った才能を生かし切れないことも数知れません。大成するか否かは、フィジカルとハートのマッチングをどれだけ近づけられるかも、ひとつの鍵です。
 
 難しいのは、普段接する厩舎スタッフが懸命に仕上げ…

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2月20日(日)東京競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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