「いい馬ですね」
開口一番、こう切り出したのは直前追い切りに騎乗した横山武。声のトーンは高く、表情も明るい。
それもそのはず、6F81秒9─36秒8の好時計を楽々とたたき出し、ラスト1Fに至っては馬なりで11秒6。力を要した馬場だったことを考えると、破格の時計である。中間に軽度の…
“期待値が最も高いのはワイドだ”という持論のもと、人気サイドと中穴を絡めたワイド一点勝負を得意とするレース部の最年少。22年春から栗東で取材に励んでいる。一点勝負で磨いた感性と、変幻自在の組み合わせで一獲千金を狙う。