木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・東海S】

公開日:2022年1月22日 17:00 更新日:2022年1月22日 17:00

追い切りで絶好の動き

 競走馬も動物。リズムをいったん崩すと取り戻すのは簡単なことではありません。それどころか、ズルズルと負のループに入り込んで、そのまま引退に追い込まれることも少なくありません。
 
 東海Sに出走するオーヴェルニュも昨年の帝王賞から“らしさ”がなくなり、放牧明けのみやこSでは掛かり…

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1月23日(日)中京競馬場

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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