木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・京都大賞典】

公開日:2021年10月9日 17:00 更新日:2021年10月9日 17:00

コンビ再結成で20年迎春S以来の勝利を狙う

 有力馬のリーディング上位騎手への乗り替わりは頻繁にあります。ましてや重賞ともなれば、枚挙にいとまもないほど。
 
 京都大賞典のオセアグレイトも19年のデビュー4戦目から若手の野中騎手が主戦を務めていましたが、20年5月のメトロポリタンS⑤着を最後に他の騎手にスイッチ。
 
 暮…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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