「ウチの厩舎にいた歴代の牡馬の中でもオーラが違うよ」
◎コマンドラインを送り出す国枝厩舎の鈴木助手の言葉である。
牝馬優勢の厩舎だが、牡馬でも2歳戦から世代の頂点を決めるダービーまでの間に、朝日杯FSを筆頭に弥生賞2勝、青葉賞など重賞勝ち馬が9頭もいる。それらと比べて…
馬とは関係のない家庭環境で育った。ただ、母親がゲンダイの愛読者で馬柱は身近な存在に。ナリタブライアンの3冠から本格的にのめり込み、学生時代は競馬場、牧場巡りをしていたら、いつしか本職となっていました。
現場デビューは2000年。若駒の時は取材相手に「おまえが来ると負けるから帰れ!」と怒られながら、勝負の世界でもまれてきました。
途中、半ば強制的に放牧に出され、05年プロ野球の巨人、06年サッカードイツW杯を現地で取材。07年に再入厩してきました。
国枝、木村厩舎などを担当。気が付けば、もう中堅の域で、レースなら4角手前くらいでしょうか。その分、少しずつ人の輪も広がってきたのを実感します。
「馬を見て、関係者に聞いてレースを振り返る」をモットーに最後の直線で見せ場をつくり、いいモノをお届けできればと思います。