木津突撃馬券

【木津の土曜競馬コラム・新潟日報賞】

公開日:2020年7月31日 17:00 更新日:2020年7月31日 17:00

昨秋の勝浦特別をV

 11R新潟日報賞にグッドジュエリーを送り出す藤盛調教助手と知り合ったのはかなり古く、20年ほど前でした。

 当時の堀井厩舎は今よりも個性派揃い。

 マイネルレコルト、アポロドルチェなどを担当した豪快な東調教助手、マイネルモルゲンをベテランの技で重賞を勝てるところまで育て上…

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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