【東京新聞杯】プリモシーン 春GIに向けて価値ある勝利
公開日:2020年2月10日 17:00 更新日:2020年2月10日 17:00
東京新聞杯は5歳牝馬プリモシーンが差し切り勝ち。一昨年の関屋記念以来となる重賞3勝目を挙げた。
GⅠ②着の舞台で見事な復活Vだ。
最内1番枠スタートを生かして、道中は先行勢を見ながら6番手のインを追走。直線で外に持ち出して、残り2Fから追い出された。そこから、鞍上のステッキに応えてグイグイと伸び、②着に半馬身差をつけたところがゴールだった。
3歳夏に関屋記念を勝ってからはなかなか勝ち切れず、昨秋は⑮⑪着大敗まで喫することに。
しかし、そこから陣営がきっちり立て直しに成功。しかも牡馬相手に初の56キロを背負っての勝利だから、ここに来てさらに力をつけたといってもいいだろう。
さて、気になるのは次走だ。
木村師は今後について「次はGⅠを使うことになると思います」とコメントした。もちろん、昨年②着のヴィクトリアMを視野に入れてのことだろうが、母モシーンは豪州でマイルGⅠ2つを含む4勝馬である。とすれば、4月の豪GⅠドンカスターマイルなども選択肢に入ってくるか。
いずれにせよ、春が楽しみになる一戦だったことは間違いない。