【きさらぎ賞】走っても人気にならないコルテジアは今後も高配当の使者になる!?

公開日:2020年2月10日 17:00 更新日:2020年2月10日 17:00

 京都で行われた3歳重賞のきさらぎ賞はコルテジアが制した。

 8頭立ての7番人気。注目度は決して高くなかったが、レースは実に堂々とした取り口だった。

 武豊ギベルティが逃げてシュタルケのストーンリッジが2番手。その直後の3番手で流れに乗ると、4角ではその2頭を十分に射程圏に入れたまま直線へ。そして残り1F過ぎには先頭に立っていたストーンリッジに馬体を併せて、最後は力でねじ伏せるような勝ちっぷりだった。

 ともあれ、これでクラシックへ賞金を加算できたコルテジアだが、ここまでの人気を見れば特徴的なところも。

 デビュー2戦目に8番人気で②着したが、続く未勝利V時も2番人気まで。そしてデイリー杯2歳S、シンザン記念はともに9番人気。それでも人気以上には走ってシンザン記念は③着だった。そう、人気になりにくいタイプで、結局、このきさらぎ賞もブービー人気での好走劇だ。

 今後は皐月賞直行が濃厚だが、「非常に強い競馬でした。これから楽しみ」と鞍上・松山も素質を高く買っている。それだけにシンボリクリスエス産駒向きの時計を要する馬場にでもなれば、本番でもまた穴馬券を演出するかも。

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