【エルムS】芝GⅠ馬タイムフライヤーのダート転向はどうでるか
公開日:2019年8月8日 17:00 更新日:2019年8月8日 17:00
エルムSはリアンヴェリテの北海道ダート千七3連勝なるかが話題になっているが、過去に3連勝を達成した馬はおらず、17年もリーチをかけたテイエムジンソクがエルムSで②着に敗れた。
今年も他の路線から連勝を止めるべく、準備を整えてきた伏兵馬が。芝GⅠ馬ながら、敢然と砂路線に矛先を向けてきたタイムフライヤーだ。
「ブライアンズタイムの血が濃く出ている」(三方助手)
――2、3歳時はクラシック路線を歩んできました。
松田調教師「ホープフルSまでは完璧だったんですけど、その後は完成度が他馬に比べて十分ではありませんでした。ダービーでいい結果を出せるようにローテーションを組んだんですけどね。調教は動くんですが後肢が緩いこともあって、オーバーワークになって疲れが残って出走ということが続いていました」
――今年も歯がゆい競馬が続きました。
松田師「あと2、3馬身ともう少しまでは詰めてきてるんですけどね」
――そのあたりを考慮してのダートへの路線変更ですか。
松田師「ええ。小回りとダートで詰めの甘さをカバーできればと思いまして。血統もダート向きなのでトライしてみようかと。普段の調教でダートも乗るんですが、適性もありそうですし」
三方助手「腹袋があってどっしりした体形。母の父のブライアンズタイムの血もかなり濃く出ている気がします。首の力も強いし、適性はあると思いますよ」
――6カ月ぶりの実戦です。
松田師「体幹のバランスが良くなってつくべきところに筋肉がつきましたね。トモの緩さも解消してきましたよ。走り頃の雰囲気です」
三方助手「休みを挟んだことでめちゃくちゃ良くなった感じ。絶好調に近いと思います」
――楽しみですね。
松田師「心配ない状態で送り出せますからね。どんな走りを見せてくれるか、期待しています」