木津の見解

【土曜函館10R・八雲特別】木津の見解と厳選!厩舎の本音

公開日:2019年7月5日 17:00 更新日:2019年7月5日 17:00

 キングテセウスが洋芝で一変する。前走は東京らしく3F33秒9の完全な上がり勝負の展開。ダートから芝へ初めて転向したキングが流れの違いに戸惑ったのは想像に難くない。時計がかかる函館の洋芝なら、最後までしっかり走れるとみた。

【厳選!厩舎の本音】

エレクトロニカ
 北村調教助手…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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