【府中牝馬S】〝猫の目〟牝馬重賞の連覇を狙うセキトバイースト
公開日:2026年6月17日 12:00 更新日:2026年6月17日 12:00
過去5年の同一場重賞VはターコイズSのミスニューヨークのみだが──
メイショウタバルが宝塚記念を連覇した。
これで今年の上半期は、フェブラリーSのコスタノヴァに始まり、高松宮記念=サトノレーヴ、中山グランドJ=エコロデュエルに先週と、8つあった古馬GⅠの半数が前年に続く勝利を挙げている。
ただし、〝連覇〟はGⅠに限る話で、重賞でも牝馬戦ともなれば〝猫の目〟のように勝ち馬が変わる。過去5年の古馬牝馬重賞では、連覇達成は2頭だけ。21、22年のターコイズSを勝ったミスニューヨークに、同じ年のクイーンSを制したテルツェット。後者は前年が函館、翌年は札幌の年であったから同一場でいえば一頭しかいない。
この府中牝馬Sは、昨年よりエリザベス女王杯の前哨戦だった秋の東京からから夏前に移動。マーメイドSを引き継ぐ形で開催されることとなった。昨年の〝ニュー〟府中牝馬Sを制したのがセキトバイーストで、今年も出走する。数年ない〝牝馬の連覇〟のジンクス破りに挑むことになる。
同馬のストロングポイントは先行策からの二枚腰だ。昨年は外め3番手の追走から、早めに進出。東京のダラダラ坂を上った残り300㍍からもうひと伸びして押し切っている。
1馬身と離した②着カナテープは次戦でGⅢ関屋記念を勝ち、③着ラヴァンダは条件戦、アイルランドT(元府中牝馬S)を連勝。④着ウンブライルは次戦で関越Sを制しているから、秋のGⅠエリザベス女王杯⑥着を除く3戦でのアイルランドT⑩着、今年の金鯱賞⑪着、新潟大賞典⑦着だから少々、足踏みしている印象だ。
四位師は近走をこう分析する。
「休み明けは思った以上に動けなかったね。金鯱賞はゲートから押して行っても進みが悪く、使って行きっぷりが良くなっていた前走はワンターンの舞台も合っていたけど、上がりの速い競馬(レースは3F34秒0)になったのが痛かった。あれなら自分から動いても良かったかな」
敗因ありの前2走ともなった。勝った舞台を復活の場とするか。1週前は長めから追われ、6F8秒5を出し、水曜はCウッドで4F53秒2─36秒7─11秒2と馬なりでシャープに動けた。
「週末から感じが良かったんですよ。今年の3走目でいい状態で臨めます。走れていいですよ」
担当の山本助手も好調子をアピールする。
昨年の55・5キロから今年の56キロで〝新〟府中牝馬Sを連覇すれば、秋のGⅠ挑戦もより楽しみが増してくるから、陣営は力は入っている。




























