【2026年にデビューする新種牡馬紹介】⑥オメガパフューム 東京大賞典4連覇を成し遂げた持続力型サイアー

公開日:2026年6月18日 12:00 更新日:2026年6月18日 12:00

23年種付け頭数155頭

【現役時代成績】
26戦11勝②着7回③着4回。

●主な勝ち鞍 東京大賞典(18~21年、GⅠ二千㍍ダ)、帝王賞(19年JpnⅠ二千㍍ダ)、シリウスS(18年GⅢ二千㍍ダ)、平安S(20年GⅢ千九百㍍ダ)、アンタレスS(22年GⅢ千八百㍍ダ)

 今年の新種牡馬の中でも、ダート中距離路線の中心を担うならこの馬か。4年連続で東京大賞典を制覇した実績はもちろん、長期間トップレベルを維持した安定感は大きな魅力。派手なスピードで圧倒するタイプではないが、レースセンスと持続性能でダート路線を支え続けてきた。

 現役時代は3歳時からダート重賞戦線で活躍し、古馬になってから本格化。帝王賞、東京大賞典など大舞台で安定して結果を残している。コーナー4回の中距離戦では抜群の強さを発揮し、道中で脚をためながら長く脚を使う競馬を得意としていた。特に大井の二千㍍では〈5311〉と無類の強さを見せた。

 血統は父がスウェプトオーヴァーボード、母の父がゴールドアリュール。父由来のスピードに、ゴールドアリュール系のダート適性と持続力が融合した配合で、日本のダート適性は非常に高い。特に母系から伝わるパワーと砂適性は強力で、タフな条件でこそ持ち味が生きるタイプと言える。

 現役時代は瞬間的な加速力で差し切るというよりも、長く脚を使いながら徐々に相手をねじ伏せる持続力型。前半から流れて消耗戦になった時の強さが際立っており、特にスタミナとパワーを問われる地方交流GⅠで真価を発揮する。

 産駒もこの特徴を受け継ぐ可能性が高く、ダートのマイル~中距離を中心に、コーナー4回のロングスパート戦で力を発揮するタイプが主体となりそうだ。特に地方の深い砂や時計のかかる条件で評価を上げたい。

 一方で、2歳戦からスピードだけで押し切るというよりは、使われながら力をつけ、古馬になって本格化するタイプになる可能性が高い。〝息の長いダートサイアー〟としての期待が大きい。

 東京大賞典4連覇という実績が示す通り、その最大の武器は高いレベルを長く維持し続ける総合力。ダート王道路線で堅実に走る産駒を送り出してくれるのではないか。

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