今週から有馬記念まで７週連続でＧⅠレースが行われる。その口火を切るのがエリザベス女王杯だ。実績のある古馬に３歳馬も参戦し、名実ともに女王決定戦となる。

　なかでも注目は４歳のレガレイラ。昨年の有馬記念ではスターロッチ以来６４年ぶりとなる３歳牝馬Ｖを達成。今年は骨折明けの宝塚記念こそ⑪着だったものの、秋初戦のオールカマーを勝って健在ぶりをアピール。昨年のこのレースは直線でゴチャつくシーンもあり１番人気で⑤着。今年は勝って現役最強牝馬を証明する。

　同じ４歳世代ではステレンボッシュも参戦。昨年は桜花賞制覇に、オークス②着、秋華賞③着と牝馬３冠路線で常に上位。香港ヴァーズでも③着と世界でも通用するところをみせた。今年に入ってやや不振も、鞍上に秋ＧⅠ４連勝中のルメールを迎え復活を目指す。

　３歳世代からは秋華賞で②、③着のエリカエクスプレス、パラディレーヌに、紫苑Ｓ勝ちのケリフレッドアスクが参戦。ＧⅠ馬こそいないが世代上位の実力馬が参戦。一昨年、ブレイディヴェーグ以来の３歳馬Ｖを狙う。

　他にも小倉牝馬Ｓ勝ちのフェアエールングに、クイーンＳ、札幌記念で連続②着と力をつけてきたココナッツブラウンも侮れない存在だ。