【アルゼンチン共和国杯】5歳を迎えて充実一途 ニシノレヴナント重賞取り

公開日:2025年11月6日 14:00 更新日:2025年11月6日 14:00

 伝統のハンデGⅡアルゼンチン共和国杯で注目は関東馬ニシノレヴナントだ。

 3歳暮れにオープン入りを果たした後は重賞にもチャレンジしながら、今春の大阪―ハンブルクCで②着と好走実績も残した。そして、前走のオクトーバーSで一気に開花する。

 後方待機から直線で外から勢いよく伸びて差し切り。ペースが流れたとはいえ、上がり3Fはメンバー唯一の32秒台(32秒9)をマーク。5歳にして待望のオープン初勝利を挙げた。

 上原博師は「二千は忙しいかなと思ってたんだけどね。以前に使った時も追走に余裕がなくて。メンコを外したことが勝因なのかどうか分からないけど、結果的に功を奏したね」と振り返る。

 父ネロは芝、ダートを問わず活躍した個性的なスプリンター。しかし、自身の主戦場は長距離という異色の存在である。メンバー強化以上に今回の舞台がプラスに働く可能性も。

 中間もすこぶる順調。1週前にウッドで5F68秒6―38秒1、1F11秒5を馬なり。さらにいい雰囲気だったのが水曜の最終追い切りだ。併せ馬で5F65秒6―37秒3、1F12秒0。直線で手が動くグレイスザクラウン(2勝クラス)を横目に楽々と併入に持ち込んでいる。

「真ん中より外めを回ってこの時計だし、乗り手に聞いても〝余裕があった〟って。在厩してよりいい状態で送り出せるように調整してるよ。しまいの脚を生かせる展開になれば、楽しみだね」

 5歳を迎えてまさに充実一途。2連勝で重賞初制覇まであるか。

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