【紫苑S】兄はGⅠ3勝のエフフォーリア ジョスラン勝って大舞台へ

公開日:2025年9月4日 14:00 更新日:2025年9月4日 14:00

 ジョスランが好気配。

 4つ上の全兄エフフォーリアは3歳時に皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念とGⅠで3勝を挙げて年度代表馬に輝いている。

 期待の良血馬は昨年12月にデビューし、向正面で早めに先頭に立つと、2馬身半差の快勝劇を演じた。

 リフレッシュ放牧を挟んで、今年初戦はいきなり重賞のフラワーCにぶつけた。ここは④着と掲示板までだったが、すぐにカーネーションCで巻き返しに成功。7枠7番から手応え良く[7][6][5]の位置取り。直線で満を持して追い出されると、力強くグイグイと伸びた。残り1F過ぎで先頭に躍り出て、そのまま1馬身4分の3差のフィニッシュだ。

 勝ち時計の千八=1分45秒4、メンバー最速の上がり3F33秒5はともに優秀なもの。レース内容も数字面も“文句なし”の走りだった。

 鹿戸師も「前回は力通りの内容。いい競馬だったね。折り合いがついていたし、期待通りの伸びだった」と話す。

 夏場は充電に充てて、秋はここから復帰する。8月22日に戻り、先週水曜にはウッドの3頭併せで1F11秒4。そして、今週の併せ馬でも6F82秒9―36秒7、1F11秒3と迫力のある動きを見せた。

「向こうでも乗り込んできたからね。ひと休みして体は結構、増えている。成長分もあり、良くなっているよ。地力アップしていると思う」

 初騎乗でも名手ルメールとのコンビは心強い限り。前記の通り、時計面の裏付けがあるだけに、開幕週の高速馬場もドンとこい。

 春とは違い、秋は勝って大舞台へ。期待がどんどん膨らむ。

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