【2025年にデビューする新種牡馬紹介】②クリソベリル デビューから6連勝でGⅠ制覇

公開日:2025年6月5日 14:00 更新日:2025年6月6日 10:45

22年種付け頭数150頭

【現役時代成績】

11戦8勝(日、サウジ)。19年最優秀ダートホース

●主な勝ち鞍 ジャパンダートダービー(19年JpnⅠ二千㍍ダ)、チャンピオンズC(19年GⅠ千八百㍍ダ)、帝王賞(20年JpnⅠ二千㍍ダ)、JBCクラシック(20年JpnⅠ二千㍍ダ)、兵庫チャンピオンシップ(19年JpnⅡ千八百七十㍍ダ)、日本テレビ盃(19年千八百㍍ダ)

成功率の高いゴールドアリュール後継で牝系も優秀

 デビューから6連勝でチャンピオンズCを制覇。ゴールドアリュール産駒らしくダートで圧倒的な強さを誇った。

 成績だけでなく、祖母がキャサリンパーで、ジャパンCダートを制したアロンダイト、重賞2勝のダンビュライトを出した血筋。その母系のなかでも母クリソプレーズは特に優秀で、エリザベス女王杯、宝塚記念を制した半姉マリアライト。全兄にはジャパンダートダービーなどダート重賞で6勝を挙げたクリソライトがおり、血統背景も文句なしとくれば、コントレイルに次ぐ種付け頭数を集めたことも納得がいく。

 母系から芝GⅠ馬が出ているとはいえ、ゴールドアリュールの血が入るため、産駒はダート向きの馬が多くなるだろう。ゴールドアリュールの後継としてはエスポワールシチーがイグナイターを、スマートファルコンがシャマルを出し、昨年の新種牡馬ゴールドドリームも上々のスタートと成功率が高いイメージだけに、同馬の産駒も期待大。

 現役時代の印象からスピード寄りスタミナとパワー寄りのタイプ。大井で行われるダート3冠争いに加わるような馬が初年度産駒から出てくるのではないか。

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