【関屋記念】ボンドガール待望のVだ
公開日:2025年7月22日 14:00 更新日:2025年7月22日 14:00
1週前の動きはマル印
ボンドガールが今度こそ笑う。
2歳6月の新馬戦が始まった週の日曜に勝ち名乗り。②着に下したチェルヴィニアは秋にアルテミスSを制し、3歳時にはオークス、秋華賞と2冠牝馬に輝いた。
対して、ボンドはなかなか勝ち切れない。
秋のサウジアラビアRCで②着後、外傷で半年間の休養。3歳春は桜花賞を除外になって回ったニュージーランドTでまた②着。NHKマイルCは直線で不利があり、全く力を出し切れず、⑰着に終わった。
夏~秋は3戦していずれも最速の末脚を使ってクイーンS②着、紫苑S③着、秋華賞②着と上位争いまで。チェルヴィニアとの2回目の対決は引き立て役に回ることに。
今年の春はマイル路線に向かい、東京新聞杯②着、阪神牝馬S⑤着からヴィクトリアマイルではスタートでつまずき、行きたがってしまい、⑯着と不発だった。
手塚師は「前回、パドックあたりでは大丈夫だったんだけどね。返し馬ではいつもより掛かっていた」と話す。
中間は放牧に出され、7月7日に帰厩。コース、坂路で順調に乗り込まれており、先週はウッド5F68秒7―38秒7、1F11秒6をマークした。
「ハミを替えた1週前は良かったね。コースで久々にうまく折り合っていたし、息遣いも良かった。体つきは変わらないけど、夏場で毛ヅヤがいい。コースは問題ないと思う。能力はある馬、あとはハンデ戦がどうなのかな」
これまで重賞の銀メダルが5つ。何かきっかけを掴めば、金メダルを量産しても何ら不思議はない。どのような走りを見せるか、注目だ。