ホースマン直撃

【木津の日曜競馬コラム・目黒記念】

公開日:2025年5月31日 17:00 更新日:2025年5月31日 17:00

今週は坂路一番時計!

 昨年の有馬記念出走時に本命に推したハヤヤッコ。

 担当の持ち乗りである田村助手から「大丈夫?(笑)」とメッセージが来たほどでしたが、個人的には気持ちが萎えていない点を考慮してのもので、それほど突拍子もないとは考えていませんでした。

 結果は大外枠を引き、その“やる気”が完全…

会員限定コンテンツです。
競馬有料会員に登録するとご覧いただけます。

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間