【ヴィクトリアマイル】芝の中長距離だけじゃなくダートでも…とにかく4歳牝馬が強すぎる
公開日:2025年5月19日 14:00 更新日:2025年5月19日 14:00
さすがは評判通りの最強4歳牝馬世代というところだったか。
勝ったアスコリピチェーノはもちろん、首差の接戦となった②着はクイーンズウォーク。2番人気ボンドガールが伸び切れない中でも結局、突っ込んできたのは“同級生”で、4歳馬によるワン・ツー決着となった。
古馬で主力になる牝馬といえば、普通は4歳と5歳だが、ひとつ上の5歳世代ではブレイディヴェーグはいるものの、リバティアイランドやマスクトディーヴァなど主力級はすでにいない。手薄な分、現4歳世代がこれからも牝馬路線を引っ張っていくことは間違いないだろう。
ただし、その牝馬路線だけじゃないというところが、現4歳世代の凄さともいえる。
昨年の有馬記念を3歳の身で制したのはレガレイラ。その後、右第1指骨剥離骨折はあったが、復帰戦は“グランプリ”宝塚記念の予定で、先日、発表された凱旋門賞の登録馬にも名前があった。
さらに芝路線だけではない。
ダートでは昨秋のJBCレディスクラシックで4馬身差の圧勝を決めたアンモシエラがいる。さらには兵庫女王盃、そしてエンプレス杯ではひとつ上の無敵オーサムリザルトの連勝を「8」で止めて交流重賞を連勝中のテンカジョウも。
そう、牝馬限定戦はもちろん、牡馬相手の古馬王道路線、そしてダートにと、各路線にタレントが揃いに揃っているのが現4歳牝馬だ。この先も目が離せない存在になることだけは間違いない。