【NHKマイルC】魅力たっぷりランスオブカオス

公開日:2025年5月8日 14:00 更新日:2025年5月8日 14:00

ベスト距離でGⅠ取り

 ランスオブカオスがビッグタイトル獲得を狙う。

 昨年12月にデビュー戦を制して、中1週で臨んだ朝日杯FSで9番人気ながら③着と好走。年明け初戦のきさらぎ賞も③着で、チャーチルダウンズCに向かった。

 それまでの3走はスタートがもうひとつだったが、ここではしっかりと決めた。道中は手応え良く好位を追走し、直線でゴーサインが出ると力強く脚を伸ばした。前の2頭の間をグッと割って出て先頭へ。そのまま後続の追い上げを悠々と振り切ってフィニッシュだ。

 奥村豊師は「使うごとに良くなってきています。その中で距離適性もはっきり見えてきました。コンディションもいいし、いいタイミングで現状、一番いい距離を使えると思います」と話す。

 中間はミニ放牧を挟み、順調に乗り込まれてきた。先週水曜はCウッドの3頭併せで最先着。そして、今週水曜も3頭併せで6F82秒8―36秒0、1F11秒2。中、外に1馬身差をつけてゴールインしている。

「とてもいいリフレッシュになって戻ってきました。日ごろから左右の体の使い方、バランスを整えていれば、初めての左回りもしっかり対応できるんじゃないかと考えています。しっかりパフォーマンスが発揮できるよう準備していきます」

 ここまでずっとデビュー2年目の吉村がコンビを組んできた。昨年は33勝を挙げて、今年は先週までで早くも22勝。チャーチルダウンズCではうれしい初重賞勝ちも収めている。

 昨暮れには大舞台でも手綱を託され、人気を大きく上回る走りを見せた。今度はトライアルの勝ち馬として堂々と臨み、頂点に立ちたい。

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