【海外通・新谷のケンタッキーダービー】
公開日:2025年5月2日 17:00 更新日:2025年5月2日 17:20
バファート師と言えばこれまでケンタッキーダービー歴代最多タイの6勝。勝ち方を知っている名調教師だ。
21年の①着入線メディーナスピリットの禁止薬物検出以来、チャーチルダウンズ競馬場では出走することはできなかったが、ようやく、今年で解禁。当初は2頭がスタンバイの予定だったが、ロドリゲスは出走取り消し。狙いはもう1頭のシチズンブルだ。
この馬はBCジュベナイルを制した昨年の全米2歳牡馬チャンピオン。今年は初戦のロバートBルイスSを楽勝で好発進を決めた。それを思えばサンタアニタダービー④着は物足りないが、ケンタッキーダービーの出走順はポイント制。今年初戦の勝利でほぼ権利を確定しており、結果は問われないレースだった。
アメリカ3冠路線はどうしても1冠目のケンタッキーダービーが最大目標で、ここをピークにと各陣営は試行錯誤する。そう、シチズンブルは早めにポイントを確保し、本番前の前走をたたき台にできた強みがある。
本来ならもっと人気を集めていい馬。前走敗戦で妙味もあるから狙い撃ちといく。