【マイラーズC】絶頂期示すロングランの重賞連勝

公開日:2025年4月28日 14:00 更新日:2025年4月28日 14:00

騙馬の当たり年に02年以来の大仕事あるか!?

 京都で行われた安田記念の前哨戦、マイラーズCを制したのはロングランだった。

「今が絶頂期」とレース後に話したのは手綱を取った岩田康だ。今シーズンは初戦の小倉大賞典で重賞初制覇を成し遂げれば、今回のマイラーズCも勝ち切って重賞連勝となった。

 それもデビュー以来、千八以上だった馬が、初のマイル戦。開幕週の高速馬場にも対応して1分31秒7の時計で走破。ラスト3Fも初めて34秒を切る33秒3で差し切りだから「絶頂期」というのもうなずける。

 7歳にしてこの充実ぶり。息の長いセン馬らしい活躍ともいえよう。

 ちなみにセン馬のカテゴリーでみれば今年は当たり年。年明け重賞の京都金杯サクラトゥジュールを皮切りに、このロングランの勝利を含めて平地のオープン以上で今年は8勝目となった。昨年、一昨年が年間を通じて10勝だから、いかにハイペースで勝ち星を量産しているかが分かる。

 ロングラン自身はGⅢ、GⅡを勝って「次のステップを目指せれば」とは和田勇師。当然、安田記念が視界に入ってくる。「以前はトモが緩かった。それが今回は踏み込みが良くなっていた」と岩田康は成長も口にした。

 ロマンチックウォリアーをはじめ、香港のセン馬がJRA芝GⅠを制したことはあったが、日本馬となると02年マイルCSのトウカイポイントが最後。セン馬の当たり年の今年なら久々の快挙も期待したくなる。

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