毎週土日は冷や汗が止まらない。ま、今に始まったことではないが、ここ数週は特にそう。というのも、午前中のレースで負債を増やして、最終レースで取り返すという生産性のないことを繰り返しているから。
これは非常にタチが悪い。12Rが当たると、たとえ全体収支がマイナスでも、何となく勝った気分になる。そして翌日朝には「よーし、きょうこそは!」なんて意気込んで、また負けるのだ。
だったら初めから最終だけを買えばいい。そんなことは頭では分かっているんですけどね。できないんですよ。
ということで今週は、早めに勝負を決めてサッサと手じまいだ!
【福島2R・3歳未勝利】 本命はスノーサイレンス。
初戦は既走馬相手の阪神ダート千四。結果は0秒9差⑥着でも、内容はかなり濃い。
好スタートからハナをたたくと、前半3F35秒2のハイペース逃げ。後続からぴったりとマークされる厳しい展開でも逃げ脚は衰えず、ラスト1Fでも先頭をキープしていた。
この時のレースラップを見てみると、6F通過時点の時計は1分13秒9とかなり速かった。同日の3Rに行われたダート千二の未勝利が1分14秒2で決着していたから、千二なら悠々、逃げ切っていた計算になる。
坂のある阪神から、今回はほぼ平坦の福島コース。距離も千百五十メートルに短縮し、減量騎手起用と持ち前のスピードを生かす絶好の条件が揃った。さらに「動きは相変わらずいい。今週一番のオススメです」とは小栗師だから勝ち負けは濃厚。逃げ切りに期待だ。
“期待値が最も高いのはワイドだ”という持論のもと、人気サイドと中穴を絡めたワイド一点勝負を得意とするレース部の最年少。22年春から栗東で取材に励んでいる。一点勝負で磨いた感性と、変幻自在の組み合わせで一獲千金を狙う。