【皐月賞】クロワデュノール1冠目奪取だ
公開日:2025年4月15日 14:00 更新日:2025年4月15日 14:00
白星街道を突き進む
クロワデュノールが無傷の4連勝での1冠取りに臨む。
昨年は6月にデビュー戦を飾った後、5カ月半の休養を経て、秋は東京スポーツ杯2歳Sで初タイトルを獲得。それから暮れのホープフルSへ。
ここは1・8倍の断トツ人気にきっちりと応えた。3枠6番から中団を追走。1000メートルを通過してファウストラーゼンがまくりに行ったのに合わせるかのように徐々に位置取りを上げていった。外を回って直線を向くと力強い伸びを見せた。残り1F過ぎで先頭に立ち余力を十分に残して2馬身差の完封劇だ。
斉藤崇師は「ジョッキーが上手に乗って、強い勝ち方をしてくれましたね。東スポ杯2歳Sの時はケイコで動き切れなかったけど、使って良くなっていました」と話す。
JRA賞の最優秀2歳牡馬に選ばれることに。レース後はノーザンファームしがらきへ放牧に出され、3月13日に帰厩。Cウッドで週2本の追い切りをきっちりと消化している。
2週前には北村友が手綱を取り、長めからの併せ馬。そして、先週も北村友が乗って3頭併せで6F81秒1―36秒4、ラスト1F10秒9。真ん中から最先着で好仕上がりをアピールした。
「皐月賞に直行は予定通り。うちの厩舎としては早めに戻しました。2週前はまだ反応し切れない面があったけど、しっかりやったことで、張りが戻り、体調は上がってきましたね。1週前は自分からハミを取ってしっかりと動いていました」
斉藤崇師と北村友といえば、名牝クロノジェネシス。19年の秋華賞、20年の宝塚記念、有馬記念などタイトルを積み重ねた。今度は牡馬とのコンビで大舞台の主役を張っていきたい。