【弥生賞ディープインパクト記念】ヴィンセンシオ初重賞取り レコードVの舞台で無傷の3連勝だ
公開日:2025年3月6日 14:00 更新日:2025年3月6日 14:00
2戦2勝の素質馬ヴィンセンシオに注目だ。
昨夏の新潟最終週に二千メートルで新馬勝ちを決めると、2戦目は今回と同じ舞台の葉牡丹賞。鼻、頭差のたたき合いを制して連勝を決めた。
勝ちタイム1分58秒8はレコード。③着リトルジャイアンツはその後、若竹賞を勝って共同通信杯でも③着だから、メンバーレベルも高かった。
「着差以上に強かったですね。外からかわされてからも、しっかり脚を使えました。成長を感じる走りでした」
そう振り返る森一師は昨年3月に開業して、既にカペラS=ガビーズシスター、クイーンC=エンブロイダリーと重賞2勝。初の海外遠征だったリヤドダートスプリントでもガビーズシスターで③着している。
そんな注目の若手トレーナーが初の牡馬クラシックを目指して送り込むのがヴィンセンシオだ。
前走後は放牧を挟んでここ目標に調整。直前は坂路の3頭併せで気合をつけて、53秒2―12秒2をマーク。力強い動きでさすがの脚力を示した。
「1週前にしっかりウッドで負荷をかけて、ほぼ仕上がったのを踏まえて坂路で。ラストは気を抜かさないように強めの指示。時計は予定通りですし、動きも良かったですよ」
無傷の3連勝に向けて仕上がりも不安なし。
「能力を出せれば、このメンバーでもという思いはあります。しっかり結果を出して、大きな舞台に向かいたいですね」
二千メートルで連勝して、中山でも勝っている経験値も大きな強み。1冠目に向けて、まずはここで重賞奪取だ。