「欲しかったところにいい筋肉が」（友道助手）

　ミュージアムマイルが今年の初戦を迎える。

　昨年は新馬戦で③着後、未勝利、黄菊賞と連勝。この３戦の上がり３Ｆはいずれもメンバー最速だった。続いて、朝日杯ＦＳに出走した。初めてのマイルだったここはスタートで後手に回ったものの、徐々に位置取りを上げて、直線でもしぶとく脚を使って②着を確保。３Ｆ３３秒８は勝ち馬アドマイヤズームに次いで２番目だった。

　皐月賞のトライアルでどのような走りを見せるか。陣営に聞いた。

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――前走を振り返ってください。
　友道調教助手　ゲートのタイミングが合わず出遅れ。それでもジョッキーがうまくリカバリーしてくれましたね。ただ、トータル的に考えれば、マイルの走りではなかったと思います。もう少し距離がある方がいいと思う内容でした。

――中間はどのように。
　友道助手　ノーザンファームしがらきに放牧へ。１カ月くらい前に戻して、ここを目標にしてきました。２０キロ近く増えてますが成長分。欲しかったところにいい筋肉がつきました。気合も入り、いい意味で競走馬らしくなってます。

――１週前は幸騎手が乗り、Ｃウッド６Ｆ７９秒９―３７秒０で先着。
　友道助手　しまいは少しかかったけど、ジョッキーは「これで一段階上がりそう」と。いい形できていますよ。

――楽しみですね。
　友道助手　長くいい脚を使う馬ですし、無駄な力を使わずに折り合いもつく。今のところ注文が付くところがない。理想は広い競馬場だけに、中山コースがどうかですね。皐月賞を使うので、脚を測る意味でどんな競馬をしてくれますか。ＧⅠに向けて、いいスタートを切れれば。