【中山11R・オーシャンS】 テイエムスパーダでドリーム馬券。
3歳夏にCBC賞を千二1分5秒8の日本レコードで逃げ切った。その後いいところがなかったが、4歳秋にはセントウルSで一気逃げV。112・6倍のブービー14倍人気と全くのノーマークでの大激走だった。
それからは再度、トンネル入り。5歳夏のアイビスSDで③着と一度上向くも、テリトリーの千二で6戦してオール2ケタ着順に沈んでいる。
ここでちょっと見逃せないことが。千二で大敗した6戦はいずれも56キロを背負っていた。千直で特殊条件のアイビスSDでの57キロを例外と考えれば、56キロでは持ち味を存分に生かせないのかも。
今回はセントウルS勝ち以来の55キロ。しかも、他には典型的な逃げ馬が見当たらない。これならば3つ目の金メダルの可能性が出てくる。
もちろん、状態面は文句なし。6歳を迎えても元気いっぱいで、先週木曜には富田が手綱を取って坂路4F50秒6―12秒7の猛時計。過去3番目に速く、上位2回は3歳時だから高く評価したい。さらに今週水曜も富田で4F52秒6―12秒1とビシッと追われた。
木原厩舎は定年解散で今週がラスト。愛弟子の積極果敢な逃げでアッと言わせる場面を期待だ。
【阪神11R・仁川S】 フォーチュンテラーが面白い。
昇級初戦のベテルギウスSでしまいは脚を伸ばして⑤着と掲示板入り。57キロ↓55キロで前進を。
予想のスタンスはビッグ配当狙い。取材、データなどをいろいろと取り入れて、波乱ありと踏めば、超大穴にも◎を打っています。
今でも時折、ファンに話しかけられるのが、92年エリザベス女王杯でアッと言わせたタケノベルベットです。ぶっつけのGⅠ挑戦で、91・3倍のブービー17番人気と全くの人気薄でした。
それでも、前半戦で3勝を挙げ、チューリップ賞で③着と素質の高さは間違いなし。名伯楽・小林稔師の仕上げも万全ムードです。
レースはまくりが決まり、②着が○の2番人気メジロカンムリ、③着が▲のニシノフラワー。導入2年目の馬連が7万470円もつけて喜びました。
ただ、こんなことも。1週前の菊花賞では馬券を大きく踏み込んで惨敗。それで女王杯は控えめに……。
これからも僕だけでなく、ファンの記憶に残る鬼穴を探していきます。