新谷式レースレート 数字が走る

【新谷の土曜競馬コラム・紅梅S】

公開日:2025年1月17日 17:00 更新日:2025年1月18日 09:08

 前走レートの上位5頭はこうだ。

キャッスルレイク  96
ナムラクララ    95
アイサンサン    93
インブロリオ    89
ソーダーンライト  89

 アイサンサンのV2。

 先週はフェアリーSをエリカエクスプレス、シンザン記念をリラエンブレムが勝利。この2頭の共通項は京都マイル内回りの勝ち馬だ。

 実はその2頭だけでなく、朝日杯FSを制したアドマイヤズーム、新潟2歳S勝ちトータルクラリティも該当。現時点で京都マイル内回り勝利後に6頭が重賞に出走してすでに4勝、さらにアルテミスS③着ショウナンザナドゥやデイリー杯2歳S②着ドラゴンブーストなども。阪神の改装工事で施行数が増えていたとはいえ、現3歳世代では注目のステップだ。

 アイサンサンはここまで2戦が京都マイル内回りで②①着。昨年10月のデビュー戦ではVとはいかなかったものの、アドマイヤズームに先着。そして初勝利の前走は1分34秒3で走破し、翌日のリラエンブレムの勝ち時計と0秒1差だ。

 しかも前半3Fを過ぎた後は最後までラップが上がり続ける加速型のレース形態の中での快勝。次走V、年明けのリステッド競走ジュニアC③着の牡馬モンテシートを楽に競り落とした。

 奥のあるレースぶりからもまだパフォーマンスが伸びてレートアップも見込める。それならここも勝って春の大舞台へ進んでいい。

【中山9R・菜の花賞】 東の3歳牝馬特別戦は◎シホリーンが前走レート最上位。ここは負けられない組み合わせだ。

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1月18日(土)中山競馬場

1月18日(土)中京競馬場

新谷学

 競馬初体験は90年。ノーザンドライバーが勝った11月デイリー杯3歳S当日だった。
 友人に強引に連れられて訪れた京都競馬場。1点買いした最終Rで当時、枠連で1万6000円オーバーの的中。これが良かったのか、悪かったのか……。
 そこから競馬にどっぷりで、なぜか本紙を打っていた薮中記者に憧れを抱くようになり、某外国語大学を卒業しながらも、いずれはこの人と働こうと決意。
 仕事としての競馬場デビューはナリタブライアンが3冠達成を果たした94年菊花賞。馬柱デビューは翌年、タヤスツヨシがダービー制覇した週から。
 そしてたどり着いたのは“レースレート”だ。強い①着馬もいれば、弱い①着馬もいるし、勝ち馬より強い②着、③着馬だっている。それをレースごとに数値化したレートを用いて予想を組み立てている。記録、数字好きの方はぜひ参考に。

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