【日経新春杯】明け4歳ヴェローチェエラが強い3連勝から重賞取りに挑む

公開日:2025年1月15日 14:00 更新日:2025年1月15日 14:00

「2歳の頃からこの世代では一番いい馬だと感じていました」(榎本調教助手)

 3連勝と勢いに乗って重賞取りに挑む。日経新春杯のヴェローチェエラだ。

 3歳の昨春には京都新聞杯で③着した素質馬でもあるが、ここにきて明確に地力をつけてきた。8月札幌、10、11月の京都と条件戦を3タテ。再度の重賞チャレンジとなる。

「夏の札幌から担当しましたが、暑い時季が苦手で。涼しくなって競馬でのパフォーマンスが上がってきました」

 榎本助手がこう話すように、強さを増しての3連勝だ。

 札幌・ルスツ特別は4角進出から早め先頭。残り1Fを流し気味で制し、2走前は中団から構えて1秒近く前を走る先行3頭を外から差し切った。前走の比叡Sも昇級関係なしの勝ち方だった。中団後ろの10番手から残り3Fから動き、5頭分もの外を回って直線入り口で先頭。②着マイネルエンペラーが迫るともうひと伸びしているから強さが際立った。

「夏場は汗だくになり、熱がこもりやすくて。疲れが抜けるのに時間がかかる面がありましたが、2勝クラス(2走前)あたりから大きなダメージもない。いいローテーでこれましたね」

 順調な中間の調整過程は別記の追い切り速報の通り。1週前に川田騎乗のCウッド追いで上向いてきた。

「他の馬も調教で乗せてもらうんですが、2歳の頃からこの世代では一番いい馬だと感じていました。身のこなしがいいんですよ。今回かは分かりませんが、いずれ重賞を取れる馬だと乗っていても感じています」

 あのジャスタウェイも手がけた榎本さんからのこのひと言からも、4連勝での飛躍の4歳シーズンとするか。まずはここ、日経新春杯取りだ。

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