【シンザン記念】アルテヴェローチェ時計以上に軽快な動き

公開日:2025年1月9日 14:00 更新日:2025年1月9日 14:00

 1番人気で⑤着に終わった朝日杯FSから参戦のアルテヴェローチェ。けさはCウッド単走で5F73秒5―39秒7、1F11秒6。初コンビとなる川田が騎乗して感触を確かめるように、馬なりのままフィニッシュした。時計以上に脚さばきは軽快だったのがいい。先週金曜(3日)に坂路で51秒台を出しており、タイトな日程でもうるさくなっていない。硬さもなく好調をキープしている。須貝師は「先週にやっているし、けさは川田が納得するよう馬の感触、反応を確かめてもらう感じ。前走の競馬も見てくれているはずだからテンションを上げないよう乗ってくれたと思う」と。

 同じく朝日杯FS(⑮着)から臨むタイセイカレントは坂路で併せ馬。4F54秒4、ラスト2F25秒5―12秒8。時計より内容重視で、併走相手の後ろで我慢させる形。それでもスムーズに走れており、最後は半馬身先着だ。高いレベルを維持できている。

 小倉2歳S③着以来のアーリントンロウは西村淳が騎乗してCウッドで6F82秒9。ラスト1Fは楽々と11秒3をマークした。丸みを帯びた馬体で軽快な動き。程よく気合も乗っており、このひと追いで態勢も整いそう。松下師は「2週続けてジョッキーが乗って、違いを確認してもらいました。先週の時点ではトモに緩さを感じましたが、今週は良くなりしっかりしてきた印象です。現時点で510キロでも太くは見えず、馬体増は成長分。パワーがあるので今の馬場も大丈夫でしょう」。

 ゴールデンカイトは短期免許で来日中のルメートルが手綱を取って坂路で単走追い。4F53秒6も良かったが、特に上がりラスト2Fは24秒4―12秒0と俊敏そのもの。今回が初芝でも対応できるスピードを感じさせた。抽選突破でゲートインなら面白い存在かもしれない。

 昨年9月のききょうSで④着だったメイショウツヨキは先週4日に続いてCウッドで併せ馬と熱の入った仕上げで6F81秒7―38秒0、1F11秒6。直線は年長馬の内から並びかけて、ラストまでびっしり追われた。このひと追いでさらに上昇しそうだ。

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