市川が人気馬を斬る

【市川の日曜競馬コラム・有馬記念】

公開日:2024年12月21日 17:00 更新日:2024年12月22日 10:44

【中山11R・有馬記念】

 キングカメハメハ産駒にとって暮れのグランプリはまさに“鬼門”だ。これまで〈02321〉と勝ち鞍ゼロ。そして、その血を受け継ぐ子たちも相性が悪い。

 キンカメ直子のロードカナロア、ルーラーシップ、ドゥラメンテ産駒も合わせて〈0219〉と②着まで。19年にはカナロア産駒のアーモンドアイが単勝オッズ1・5倍の断然人気に推されながら⑨着。これが生涯で唯一、馬券圏内を外したレースだった。

 今年はキンカメ産駒がシュトルーヴェ、スタニングローズ、ハヤヤッコの3頭で、カナロア産駒のベラジオオペラ、ドゥラメンテ産駒のスターズオンアース。印を打っても押さえ△まで。

 アーバンシックがGⅠ連勝を飾る。

 菊花賞は後続に0秒4差の完勝。現在の施行時期になった2000年以降、0秒1以上の差をつけてVから直行で臨んだ馬は〈4101〉と好成績だ。ルメールの連続騎乗も心強い。

【中山12R・フェアウェルS】

 ヨーカイディスコは全3勝が逃げ切りによるもの。自分の競馬に持ち込めないとモロい面があるだけに、同型のアメリカンマーチが目の上のタンコブになりそう。ここは押さえ△評価にとどめる。

 ◎エコロアレスの前走は千四で1F長かった印象。〈2001〉の中山千二で前進に期待した。

 3連単 ◎軸1頭①着流し=42点

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市川正人

 入社13年目で普段は編集業務に携わりながら、時に外国馬取材のため競馬場へ通うことも。
 競馬との出合いは小学3~4年生のころ、家族と中山競馬場に行ったのが運の尽き(?)。見事にドはまりして現在に至る。週末特別版にてコラム「人気馬を斬る」、関東ローカルでは本紙を担当しています。
 記憶に残るレースは2008年の天皇賞・秋と10年のスプリンターズS。前者はウオッカ、ダイワスカーレットによる2センチ差の名勝負を現地で観戦できて今でもいい思い出に。一方、後者は水~金曜まで取材してきた香港馬ウルトラファンタジーに本命を打たず勝たれた悔しさから。
 競馬以外では熱狂的な氷室京介ファン。この原稿も自宅でヒムロックを聴きながら書いているくらい、いまだに卒業できません。「ANGEL」や「KISS ME」、バラードなら……あ、スペースがなくなった。

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