ソウルラッシュ
富士Sは余裕残しの仕上げで②着。その後は放牧を挟んで10月30日に帰厩した。
中間はしっかりと乗り込まれ、2週前の日曜に坂路で4F53秒2をマーク。さらに圧巻だったのが先週のCウッド追い。6F81秒4―36秒5、ラスト1Fは10秒8と切れに切れた。日曜にも坂路4F54秒5と負荷をかけており、今週は坂路で馬なり。それでも53秒5―11秒9と素軽い動き。
先週に続いてダイナミックな伸び脚はさすが。前2年は④②着。今年こそ――の思いが伝わる絶好のデキだ。
エルトンバローズ
7月に使って毎日王冠からというローテーションは昨年④着と同じ。調整も順調そのもので、先週はCウッドで6F80秒3。併走追いで負荷をかけて今週は坂路で4F53秒8を馬なり。ゴールが近づくにつれて自然とピッチが上がり、1F11秒7だから言うことなしだろう。毛ヅヤ、そして馬体の張りも◎。陣営の思惑通りに仕上がった。
ナミュール
昨年の覇者が順調な仕上がり。安田記念②着以来でも、10月24日に帰厩して中間は坂路で丹念な乗り込み。先週はしまい重点で1F12秒1と軽快な動きを見せた。今週はサラッと流した程度だったため、全体時計は56秒6だが、ラスト1Fは12秒0と活気十分。連覇へ好仕上がりだ。
ジュンブロッサム
富士S制覇から中3週でも反動、疲れが一切ないのがいい。今週は定番通りに余裕残しでCウッド6F84秒0。それでも今まさに絶好調を思わせる柔らかみのあるフットワークで、ラスト1F11秒3の時計以上にスピード感があった。前回時も文句なしの気配だったが、さすがは友道厩舎。この大舞台でもその最高潮を維持している。
ブレイディヴェーグ
1週前は3頭併せで6F82秒5―37秒6、1F11秒3。四肢の可動域が大きくなり、首を低く使った本来のフォームに戻りつつあった。今週も前2頭を追い掛ける形。道中は折り合いもついて、ゆったりとしたリズムで6F82秒8―37秒0。直線も鞍上が動かずともジワッと前を抜き去り、1F11秒6で1馬身先着した。11カ月ぶりをたたいて良化は明らかだ。
結論
◎ソウルラッシュは1週前にCウッドで当日最速の1F10秒8。今週は坂路でしまい重点だったが、加速ラップを刻みながら、ラスト1F11秒9で駆け上がった。悲願のGⅠ取りに向けて、まさに渾身の仕上げだ。
①コムストックロード
△②ブレイディヴェーグ
③バルサムノート
▲④ナミュール
注⑤ジュンブロッサム
△⑥オオバンブルマイ
△⑦マテンロウスカイ
⑧フィアスプライド
⑨ニホンピロキーフ
⑩レイベリング
△⑪チャリン
⑫アルナシーム
◎⑬ソウルラッシュ
△⑭ウインマーベル
⑮セリフォス
⑯タイムトゥヘヴン
○⑰エルトンバローズ