ホースマン直撃

【木津の日曜競馬コラム・2歳未勝利】

公開日:2024年11月16日 17:00 更新日:2024年11月16日 17:00

思い入れのあるウインブライトの初年度産駒

 競馬はブラッドスポーツとも言われ、血を紡いでいく競技でもあります。

 記者を長年続けていると思い入れのある血統の馬は出てくるだけでもテンションが上がり、ましてや上位争いを演じるとなると年甲斐もなく熱くなります(笑)。

 日曜日はそんな気持ちが入りそうな2歳馬たちがターフへ…

会員限定コンテンツです。
競馬有料会員に登録するとご覧いただけます。

木津信之の予想買い目を見る

11月17日(日)東京競馬場

11月17日(日)福島競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間