【エリザベス女王杯】大混戦なら格より勢い 6戦4勝ホールネスに一発ムード
公開日:2024年11月7日 14:00 更新日:2024年11月8日 11:05
大混戦なら格より勢い
ホールネスがGⅠ取りに挑む。
底を見せていないのがこの馬の最大の魅力だ。
デビューは昨年4月。既走馬を相手にいきなり②着すると、2戦目であっさり初勝利を挙げた。さらに約7カ月の休養明けだった1勝クラスが上がり最速で差し切り、続く熊野特別もノーステッキで完勝。つけた着差は順に0秒1↓0秒2↓0秒3。クラスが上がりながらも後続を離して勝つあたり、ポテンシャルの高さは半端ではない。
その後は3勝クラスではなく、GⅢマーメイドSに参戦した。一気の相手強化で条件は極めて厳しかったが、中団で脚をためて、4角では馬群の大外から抜群の手応えで進出。直線も猛然と追い込み0秒4差③着だ。歴代5位タイの高速決着だったことを考えると、負けて強しの内容だろう。
前走の新潟牝馬Sを勝ち切ってきっちり賞金加算。狙い通りに大舞台へと駒を進めてきた。相手はさらに強くなるが、陣営は前向きである。
田代助手は「ひと夏を越して、心身ともに成長したよ。周りに馬がいても動じないメンタルがあるし、良い筋肉がついてきた。大事に使ってきたからこそ、まだまだ伸びしろがあるからね」と成長を口にする。続けて、「右回りは2走前で③着しているから問題ない。回りどうこうよりも、直線が長いコースが合うんだ。当時は内回りだったけど、今回は外回り。競馬はしやすいと思うよ。底を見せてない魅力があるし、楽しみはあるぞ」と色気たっぷり。
抜けた存在が見当たらない今年のメンバーなら一発があっていい。