【府中牝馬S】岩田康との新コンビも息ピッタリ 重賞2勝目狙うモリアーナ
公開日:2024年10月10日 14:00 更新日:2024年10月11日 11:11
久々の重賞Vを狙うモリアーナに注目だ。
昨年の紫苑Sを鮮やかに差し切って初重賞をゲット。しかし、その後は強敵相手に善戦を続けるも、なかなか勝ち星に恵まれずにいる。
前走のクイーンSでは⑫着とよもやの大たたきだったが、武藤師はこう振り返る。
「状態どうこうよりも枠でしょう。全く脚がたまらなかったからね。それでも大外をぶん回って0秒7差と大きくは負けていないので」
小回り千八の大外枠に加えて、トップタイの57キロを背負ってのもの。厳しい状況を思えば悲観する必要はない。
その後は放牧を挟み、帰厩後はここ目標に乗り込みが進められた。
1週前には新コンビを組む岩田康の騎乗で、半マイル53秒6―37秒4。スタンド前から入って道中はゆったりとしたペースでも折り合いピタリ。ラスト1Fは10秒8をマークした。
「ゆっくり入って折り合いがついてたし、その分、しまいも10秒台。この感じなら実戦でも期待できそうだね」と合格点ジャッジだ。
乗り難しい面があってこれまでは実戦で力を発揮し切れないことも。それだけに、「乗ったことがないジョッキーで違う面を出してくれれば」とベテランの手腕にもかかる期待は大きい。
このレースと次のエリザベス女王杯で引退の予定だけに、一戦一戦が大事な戦いでもある。
「折り合ってうまく立ち回れば決め手は最上位だからね。残すところ2戦だから、悔いのない競馬をしたい」
ここできっちり結果を出して、悲願のGⅠ取りへ向かう。