【京成杯オータムH】アスコリピチェーノ豪快に1F11秒0
公開日:2024年9月4日 14:00 更新日:2024年9月6日 10:42
美浦ではGⅠ馬アスコリピチェーノが豪快なパフォーマンスを見せた。
1週前はウッドで5F65秒1、1F11秒1を出して迎えた最終追い。前2頭を追い掛ける形でも折り合いを欠くことはなく、5F65秒6―36秒4の好時計をマーク。そして、圧巻だったのが直線で内に潜って馬体を併せてから。自らハミを取ってググンと加速すると、馬なりで1F11秒0。格下相手だったとはいえ、悠々とそれぞれ1、2馬身先着だから、仕上がりの良さが伝わってくる。
馬体も春とは違い、ひと回り大きく、より筋肉質になって成長を感じるし、休み明けでも抜かりない仕上げだ。
コラソンビートは桜花賞後、じっくりと休養してから美浦へ帰厩。順調に攻めメニューもこなして1週前はいつも通り、ウッドで長めから6F82秒8―36秒7、1F11秒7を馬なり。軽快な脚取りは久々を全く感じさせないものだった。今週は初騎乗の丹内を背に坂路へ。テンから折り合いスムーズでスタート時にあった1秒ほどの差を徐々に詰めて最後は1馬身先着でフィニッシュ。体がひと回り大きくなり、精神面の成長も顕著。古馬相手でも上位争いが期待できる仕上がりだ。
オーキッドロマンスはパラダイスS勝ち後、放牧でリフレッシュ。ここを目標に8月13日に帰厩して、順調に乗り込まれている。1週前は内田を背にウッド6F82秒1―36秒8、1F11秒5をマーク。併走馬を1秒以上追走して、直線もびっしり追われた。今週も同様に追走パターンで6F82秒2―37秒2、1F11秒4。先行2頭に遅れたものの、力強いフットワークは見せた。鞍上も「先週の時点では少し重かったんで、今週もやってくれの指示。手応え自体は良かったですよ」と感触は悪くなかった。
栗東では関屋記念②着のディオが坂路4F54秒4、ラスト2F25秒1―12秒0。サラッと上がってきたように見えてもラストは楽にこの時計だから、それだけフットワークに伸びがあったということ。馬体のつくりも相変わらず良く、中3週でも非常にいい状態を維持できている。
エアファンディタは3週続けてCウッドの併せ馬で追い切り。今週は6F85秒4―39秒9、1F11秒6。サフィラ(ローズS予定)のリードホース役で遅れは気にしなくていいが、まだ反応の鈍さもあって、この馬らしい迫力にはあと一歩。このひと追いでのさらなる上昇待ちか。
サンライズロナウドは角馬場で入念に体をほぐしてCウッドで僚馬と並んでソフト調整で5F74秒9―44秒2、1F14秒5。時計を求めずメンタル面を考慮したいつもの調整パターンだから心配ない。リラックスした走りで順調そうだ。