【中京記念】セオ一気に重賞も突破
公開日:2024年7月16日 14:00 更新日:2024年7月16日 14:00
「馬が目に見えて成長してきました」(上村師)
「サマーマイルシリーズ」の第2戦は中京千六ではなく、小倉千八に舞台が替わる。大激戦ムードの中、セオに注目だ。
経験を積みつつ着実に力をつけている。2歳時は⑦④②②①着で暮れに勝ち上がり。3歳時はすみれS⑤着後に1勝クラスを逃げ切り、白百合Sでも③着に粘り込んだ。続くラジオNIKKEI賞は⑯着に敗れてしまったが、放牧を経て2勝クラスは即V。3勝クラスは⑤②③①着と、4歳の今春に立雲峡Sでオープン入りを果たした。
続いて、リステッド競走の都大路Sへ。6枠6番から好スタートを切り、内の行きたい馬を行かせて、がっちりと2番手追走。手応え良く4角を回ると、直線では早々と先頭に立った。内にもたれる面を見せたものの、脚色は全く衰えず、1馬身4分の1差でフィニッシュ。現在、2連勝である。
上村師は「3勝クラス卒業にやや手間取ったけど、ここにきて馬が目に見えて成長してきましたね。2走とも着差以上に強かった。素質に体が追いついてきたということでしょう」と話す。
レース後はローテーション、距離、コース形態などを踏まえて、ここに照準を合わせて調整されてきた。先々週水曜のCウッドではラスト1F11秒2で併入。先週水曜には6F81秒8―36秒5、1F11秒5で、きっちりと先着した。
「短期放牧を挟んでフレッシュな状態。1週前に長めからしっかり追って実質、本追い切り。当該週は輸送もあるから坂路でサッとで十分でしょう。動きは良かったとのことだし、満足いく状態で臨めるはず。あとは当日の小倉の気温かな。極端に暑くならなければ」
昨年のラジオNIKKEI賞で大敗した時は「疲れもあったけど、暑さもこたえた感じだった」とのこと。当時はマイナス10キロの456キロでの出走だった。本格化ムードの今年は馬体も状態もキープして、初タイトル獲得といきたい。