【日本ダービー】シューガークン坂路55秒6と遅めでもこれで十分

公開日:2024年5月22日 14:00 更新日:2024年5月22日 14:00

 青葉賞勝ち後は1週間ほど放牧でケアして、今月8日に栗東へ。何より間隔が詰まっていても反動がないのがいい。先週の武豊が騎乗したCウッド追いはラスト1F11秒1と素晴らしい脚力だった。

 ここまで順調だからこそ、今週は坂路で単走調整でいい。

 道中は落ち着いた走りでリズミカルな脚取り。最後まで流すような調整だった分、4F55秒6、ラスト2F27秒0―13秒6と時計は遅めでも、これは青葉賞時とほぼ同様の攻め過程だから問題ないだろう。

 フットワークには軽さがありつつ、パワフルさも感じさせる理想的なもの。スラッとした均整の取れた馬体も好仕上げに映る。大一番へ向けて非常に高いレベルのデキにある。

〇…「目標のレースに向けて、いい準備ができていると思います」とは武豊。1週前追い切りに騎乗した際の感触をこう表した。「いい反応をしてくれた。2月とデビューは遅いけど、成長力が凄くある」と続けた。「今までデビューからいろんなレースをいろんな距離で、いろんな競馬場でレースの運び方もやってきて、それに応えてくれている。心肺機能が良く、レースを乗ったあとでもすぐに呼吸が落ち着くところが兄(キタサンブラック)と似ている。どこまで強くなるかなと思わせるところが良血馬だと思う。全力で向かいたい」

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