【マイラーズC】セリフォス復権なるか
公開日:2024年4月16日 14:00 更新日:2024年4月16日 14:00
セリフォスがここから始動する。
実績はメンバー中で断然。2歳時には夏から秋にかけて新馬、新潟2歳S、デイリー杯2歳Sとぶっこ抜き。暮れの朝日杯FSではドウデュースの半馬身差②着だった。
3歳春にはNHKマイルC、安田記念と連続で④着。秋には富士S①着と好発進を決めると、マイルCSでビッグタイトルを獲得している。
昨年の前半戦はドバイターフ⑤着の後、安田記念ではソングラインの②着と力のあるところを見せた。しかし、後半戦はマイルCS⑧着、香港マイル⑦着と結果を出せていない。
福永助手は「昨年の秋は夏負けの影響があったところから、なかなか体調が上向いてこなくて、マイルCSに直行。その分、力みの強い走りとなり、伸びを欠いたのは久々の影響があったように思われます。香港遠征では環境の変化にうまく対応できず、力を出し切れなかったのかも」と話す。
その後はチャンピオンヒルズに放牧を挟んで、ここへ。3月22日に戻り、コース、坂路で順調に仕上げられている。4月4日にはCウッド6F81秒1―36秒6、1F11秒3。そして、11日にはいっぱいに追われて、6F79秒2―36秒1、1F10秒9とグッと詰めてきた。
「まだ幾分、馬体に余裕が見られ、動きに休み明け感があるところも、態勢が整うように調整していきたいです」
鞍上の川田は中内田厩舎とはこれまで重賞29勝と“超強力ライン”。前2走ではデビュー2戦以来に手綱を取り、美酒とはならなかった。来週は金鯱賞を連覇したプログノーシスで香港のクイーンエリザベスⅡ世Cに遠征する。その前に日本でGⅠウイナーを復活Vに導くか。