ホースマン直撃

【木津の土曜競馬コラム・アーリントンC】

公開日:2024年4月12日 17:00 更新日:2024年4月12日 17:00

ポッドテオと結城助手

 先々週あたりでしょうか、厩舎区画を歩いていると声がかかりました。

「木津っち、馬が帰ってきてるよ~」

 振り返ってみると、馬上には畠山厩舎の持ち乗りである結城助手の姿がありました。

 そして、乗っていたのはポッドテオ。アーリントンCに出走するための調整を終えて、厩舎へ戻…

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4月13日(土)阪神競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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