【皐月賞】陣営直撃ジャスティンミラノGⅠ取り

公開日:2024年4月9日 14:00 更新日:2024年4月10日 12:37

「精神的に大人びてきた印象です」(友道師)

 ジャスティンミラノは奥を感じさせる馬だ。

 デビュー戦を正攻法で勝ち切ると、いきなりの重賞挑戦となった前走・共同通信杯も先行押し切り。好位に取り付く高いレースセンスと上がり3F33秒4、32秒6でまとめている脚力が、同馬の大きな武器といえよう。

 2戦ともに着差はわずかでも、内容的には完勝だ。まだまだ底を見せていないだけに、“GⅠでも”の期待は膨らむ。管理する友道師に手応えを聞いた。

 ◇   ◇ 

――2連勝中です。
友道調教師 「ともにいい内容でしたよね。位置を取りに行っても折り合いがつくように、操縦性がもの凄く高い。道中はリラックスして走れるし、勝負どころでは自分から動ける。レースセンスがありますよ」

――その後の調整は。
「放牧に出して皐月賞を目標に調整してきました。2週前あたりからピッチを上げて、先週はCウッドで3頭併せ。1週前追い切りとしては、十分な動きだったと思います(6F82秒5―36秒3、1F11秒1)」

――成長した点は。
「500キロある大型馬で以前は緩さも感じましたが、一息入れたことでしっかりしてきましたよ。緩さは抜けてきて、精神的に大人びてきた印象です」

――舞台は中山の二千メートルです。
「小回りの多頭数。それに最終週の馬場ですからね。そのあたりは鍵になると思います。とはいえ、前走ではスローでも折り合って、ラストは長くいい脚を使えたように能力は高い。チャンスはあると思いますよ」

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