【皐月賞】ジャンタルマンタル反撃態勢
公開日:2024年4月9日 14:00 更新日:2024年4月10日 12:38
2週続けて抜群の切れ味
ジャンタルマンタルに注目。
昨年は新馬戦、デイリー杯2歳S、朝日杯FSと無傷の3連勝で最優秀2歳牡馬に輝いた。いずれも早めに先頭に立ち、2馬身半、2馬身、1馬身4分の1差をつける完封劇だった。
今年は共同通信杯から始動した。8枠9番から少し行きたがるのをなだめて、道中は4、5番手を追走。直線で追い出されると、しっかりと脚を使った。しかし、2番手から抜け出したジャスティンミラノに1馬身半差及ばず②着でゴールイン。
高野師は「前走は東京までの輸送もクリアし、競馬場に到着後、返し馬と穏やかに過ごせていました。ただ、極端なスローペースという特殊な展開になって。そんな中でも十分に力を見せてくれたと思います」と振り返る。
レース後は山元トレセンへの放牧を挟んで、大舞台へ。3月22日に戻り、すこぶる順調に乗り込まれている。
坂路で2本の高野厩舎のパターン。2週前には4F53秒9―11秒8。そして、先週も54秒2―11秒8と続けて抜群の切れ味を見せた。
「いいコンディションで戻ってきました。坂路のスローキャンターで力みやすかった場面でも乗りやすくなってるし、フラットコースでも乗りやすさが増してます。1週前は道中のリズム、ための部分、最後の反応とうまくできました。日々、積み重ねてレースまで過ごしていきたいです」
今回は初めての二千メートルとなる。とはいえ、極端なスローだった前走の経験を生かし、さらに普段の調整でも力ませず、乗りやすくなるように調整されてきた。
能力全開で1冠目ゲットを目指したい。