【高松宮記念】ナムラクレア頂点取りへ熱量の高い攻め内容

公開日:2024年3月20日 12:00 更新日:2024年3月20日 12:00

 今年初戦の京都牝馬S②着後は1週間ほどミニ放牧でケア。2週前の坂路で4F50秒2を計時し、1週前のCウッドでは浜中が騎乗。僚馬の後ろで1F過ぎまで脚をためてゴーサイン。わずかに遅れを取ったが、ゴール過ぎまでしっかり気合いをつけて1F11秒3をマークしていた。

 今回は悲願のGⅠ制覇へ向けてレース当週にデビュー以来、はじめてのCウッド追いを敢行。長谷川師自らが手綱を取って、道中はリズム感のある走り。そして直線は流すのではなく、ステッキを入れて目イチに追って5F66秒0―36秒5、1F11秒5。ナムラ自身もこの攻めの姿勢に応えて最後まで力強く駆け抜けた。

 とにかく、中間は頂点取りへ熱量の高い攻め内容。馬体も引き締まって張り、ツヤも文句なしで、今まさにピークの仕上げだろう。長谷川師も「気持ちの面でメリハリをつけたくてCウッドを選択しました。スイッチを入れるようにしまいも動かして。これまでのGⅠと遜色ない状態にきています」と。

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